2021-09-10

FreeCADでの製図はパートデザインワークーベンチからはじめる

  前にも書いていますが、Draftからも開始できますが基本はパートデザインワークベンチ+スケッチャーの組み合わせが簡単かと思います。描くときのコツは最初の線を引いたら寸法の拘束をまずしておく事です。

後から寸法の拘束を付けると長さが変化しすぎて図面が崩れるかも知れません、これは主に線の両端の点を自動拘束した時に発生しがちです。


スケッチワークベンチがあるのに何故パートデザインワークベンチから始めるのか?と言うと、スケッチは機能としては二次元の状態でしかないからです。

Draftワークベンチも二次元ですが、PartDesign+Sketchとの主な違いを私なりの解釈で書いてみます。

Draftを使う場合

  1. 引いた線と線は接続されていなくて良い
  2. 引いた線は単なる線なので面は後からpartワークベンチ等で作成する
  3. ”2.”で面が作成できればpartワークベンチ等で押し出して立体化させる事が可能
  4. サイズがある精密なものには不向きかも知れない

PartDesign+Sketchを使う場合

  1. 線は必ず接続させておく(一筆書きと同じ要領)
  2. 一筆書きで描かれた部分は面と同等の扱いとなる
  3. 押し出すにはbodyが必要となる(Body単位で1塊の立体物とする)
  4. サイズや角度による拘束を簡単に行える
尚、Sketchで単に二次元図面を描いておいて、Draftと同様に面を作成してPartデザインで押し出す事も可能ですが、正直、管理その他面倒が多いと思います。

Draftで描くメリットは3D面が頭で整理出来ていなくても直感的にXYZ軸の方向を回転させながら線を引いて面を作成することが可能になるかも知れません、立体物をペタペタくっつけて造形するにはDraftの方が向いているかも知れません。



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